介護職員に対するセクハラ

前提条件：会社に対応する意思があること

まずは大前提として会社がセクハラに対応する意思が必要です。
即日の対応は難しくても、対応策は検討していかなければなりません。
「大した事されてないでしょ？」「介護職員なんだから我慢して」
などという会社は非常に危険です。
転職をオススメします。

なぜなら食事介助中の事故で介護職員が法的に処罰されたように、
重大なセクハラを回避するために不可抗力で怪我を負わせてしまった場合も

職員が法的に処罰される可能性があるからです。

対応策

セクハラ条件を満たさない

入浴中・食事中・夕方・郵便屋さんが来るとなど一定の条件によってセクハラを行う人が存在します。条件を推察し、その条件を満たさないように配慮することです。

同性介助

異性にのみセクハラを行う場合は同性介助も有効です。ただし、職員の体制によっては同性が配置できない場合も出てしまいます。

利用中止・入院・退所

最後の手段としては物理的に居なくなってもらうしかありません。しかし、この条件を満たすためには非常に多くの記録・根拠が必要となるため数か月から年単位かかる場合はほとんどです。

Q＆A

セクハラが無い福祉施設は存在するの？

私が知る限りは、児童福祉施設だろうと高齢者福祉施設だろうがあります。
上記の施設はそう簡単に利用者（お客）を拒めません。
そのため必ずセクハラに一定期間は晒されます。

セクハラを事前に防止できないの？

理性的に行う人は厳重に注意するなどの対応が取れますが、障害や認知症などで本能的に行う人は物理的に拘束する以外に方法がありません。

現状は体の動きを妨げる拘束に関しても非常に厳しい条件が付けられているため、実際に拘束となることは少ないです。

まとめ

介護職員に対するセクハラは相手が圧倒的な弱者であることが多く、対応が難しくなります。
そのため苦悩する職員の中には退職を選ぶ方も少なからず居ます。

しかし、悪いのはセクハラをする側です。

そこに認知症などの病気は関係ありません。
許容する必要は無く、対応策を考える必要があります！
自信を持って会社やケアマネージャー・他の職員と対応してください。