行政がやってくれるのでは?と思っている方もいらっしゃるようですが、
基本的に自力で行います。
公共交通機関や高齢者施設でも自分達で消毒を行っています。
地方によっては行政が助けてくれるかもしれませんが、あくまでも消毒の責任は
個人や法人にあるのです。
とはいえ新型コロナウイルスは条件によっては3時間から24時間生存する可能性があります。
状況に合わせてベストな消毒を行いましょう。
消毒実施の場合の選択肢
専門業者に頼む
![](https://kaigo-gimon.com/wp-content/uploads/2020/03/清掃業者.png)
メリット
・確実な消毒が期待できる。
・個人や職員に感染のリスクが無い。
・施設の消毒備品を使用しない。
デメリット
・コストが高い(業者によりピンキリですが個人宅の6畳で5万前後)
・依頼できる専門業者が地方によっては無い。
・兼業消毒業者は信頼性が低い。
・予約が殺到しているため、日数がかかる。
自力で行う
![](https://kaigo-gimon.com/wp-content/uploads/2020/03/個人マーク.png)
メリット
・迅速に消毒が行える。
・費用が発生しない。
デメリット
・個人や職員が感染する可能性が高くなる。
・貴重な消毒液や備品を消費する。
・施設職員において消毒は日常とはいえ専門業者には劣る。
・施設職員の場合、最悪施設内感染を広げる。
悪質業者に注意
![](https://kaigo-gimon.com/wp-content/uploads/2020/03/悪徳商法.png)
行政からの依頼と言って新型コロナウイルスの消毒を無理に行う悪質業者が発生しています。
怪しい電話、訪問者は断りましょう。
余裕があれば市役所に連絡してあげましょう。他の人にも注意を促せます。
自宅、施設を自力消毒する方法
※行政から指示があればそちらに従ってください。
CDC(アメリカ疾病予防管理センター)からの情報を元にしています。
※アメリカ疾病予防管理センター( https://www.cdc.gov/ )
感染エリアを閉鎖します。
![](https://kaigo-gimon.com/wp-content/uploads/2020/03/学校閉鎖.png)
感染エリア(感染者が使用した場所)を閉じて、他の場所との空気の動きを減らします
感染エリアの換気を行う
![](https://kaigo-gimon.com/wp-content/uploads/2020/02/換気.png)
感染エリア内の扉や外側の窓を開いて、エリア内の空気の循環を増やします。
清掃や消毒をする前に24時間(またはできるだけ長く)行います。
消毒の際
服装
![](https://kaigo-gimon.com/wp-content/uploads/2020/03/防護服.png)
使い捨ての手袋と全身保護具を着用します。
マスク、手袋、使い捨てのエプロンだけでは不十分です。頭や顔を守れるもの必ず使用して
ください。
取り外す際に着用者と周囲を汚染することがあります。慎重に取り外してください。
消毒液
![](https://kaigo-gimon.com/wp-content/uploads/2019/10/水のしずく.png)
家庭用漂白剤(次亜塩素酸)が最も一般的で使いやすい消毒液です。
メーカーの指示に従った濃度で問題ありません。
ただし、色落ちします。色落ちするものは避けるか、色落ち覚悟で消毒しましょう。
適切な換気が必要です。
他の洗剤と混ぜると危険です。
機械系やタッチパネル、液晶パネルなどは消毒液により故障の恐れがあります、
説明書をよく読んで消毒方法を検討してください。
洗濯物
![](https://kaigo-gimon.com/wp-content/uploads/2020/03/洗濯.png)
感染エリアの洗濯物を洗濯する際は使い捨て手袋を使用してください。
手袋を外した後も、手を洗う必要があります。
ウイルスの拡散を防ぐため洗濯物は振らないこと。
乾燥機がある場合は完全に乾燥させる。
まとめ
消毒方法については基本的なことなのでご存じの方も多かったでしょう。
個人的には消毒前の24時間換気は予想外でした。
よく考えれば消毒者は酸素ボンベを背負ってるわけでもないので、ウイルスが舞い上がる可能性が高い消毒前に換気することは大事だと気が付きます。
今回紹介したのはアメリカの行政機関の推奨方法なので、厚生労働省からも指示が
出るかもしれません。
消毒の必要性が出た場合は行政と相談の上、ご検討ください。
コメント