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慰労金の新たな支給はあるのか?

介護職について

野党や業界団体、自治体から介護従事者へ第2回慰労金や対象機関の変更を求める声が上がっています。中には独自に慰労金を出す自治体もあるようです。

貰えるならばありがたいですが、この苦境の中で他の業種の方に恨まれることも避けたいので現実的に考えてみます。

NHK 特設サイト新型コロナウイルス
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/

慰労金のざっくりまとめ

・令和2年2月21日から令和2年6月30日の期間で10日以上勤務した人が対象
・感染者、濃厚接触者発生日以降に1日でも勤務したら20万円、他は5万円
・必要なお金は税金(令和2年度の第2次補正予算にて実施)

状況の変化を考える

感染者数と地域

2月23日:感染者147人
6月30日:感染者18,767人
9月1日 :感染者69,151人

感染者は4倍弱へと激増。

離島を含む全国各地で集団感染が発生しており、施設でのクラスターも珍しくない。

日本に安全と言える地域は無く、感染は拡大している

検査体制

検査体制は大幅に向上しています。

PCR検査だけではなく、抗原検査も簡易的な検査として使用することにより大規模な検査が可能となっているようです。

感染拡大初期では検査が追い付かずに、翌日・翌々日検査となっている発表が見られましたが最近では見かけません。

高齢者施設にはPCR検査車を派遣して、迅速に感染の拡大を防止ができるようになる予定です。

検査体制は大幅に向上している

入院体制

初期には施設内での看取りを要請されるなど、入院には高いハードルがあった。

一部地域では入院に遅れがあることも報告されている。

しかし、ほぼすべてのケースで重症であれば即日、症状が無くとも高齢者は翌日には入院している。

全国的には陽性者は即、入院が可能となっている

濃厚接触者

接触アプリの普及により陽性者の行動を追うだけでは無く、不意の接触でも特定が可能となっている。

濃厚接触者の特定、発見の難度は下がっている

元となるお金

第2回補正予算により赤字国債(国の借金)で実行された。
※例年なら補正予算は1回程度であるが、すでに第2次補正予算(2回)まで行った。

東日本大震災の2011年度は第4次補正予算まで行った。

東日本大震災では影響が主に国内であり、経済が立ち直ることもできた。しかし新型コロナウイルスの影響は全世界に不況をまき散らしているため、今後も国の財政は厳しいことが予想できる。

勘違いしている方も多いですが、日本は人口的にも大国です。経済的に安定性が高いため、借金の余力はまだあります。

将来的にはかなり厳しいが、まだ借金はできる

まとめ

感染初期の先が見通せない暗闇の状態とは明確に状況が異なってきています。

混迷の時期に奮闘した医療・介護従事者を逃がさない報いるための慰労金の役目は終了したと個人的には思えます。

現在ではあらゆる職業の方が新型コロナウイルスと戦っています。

GOTOトラベルほどの反発はないでしょうが、介護職員全員に慰労金は国民の指示が得られないでしょう。

しかし、休業という手段が取れない・廃業が地域に致命的ダメージとなる業種なので陽性者や濃厚接触者が出た施設の従業員に対しては再度の慰労金もあると考えます。

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