千葉県市川市にて新型コロナウイルスの施設内感染が発生しております。
詳細は千葉県市川市ホームページ( https://www.city.ichikawa.lg.jp/index.html )の
「新型コロナウイルスに関する対応等について」より確認できます。
職員、ご利用者様、ご家族様の計5名の感染が判明。
その中で職員とご利用者様の経過を解説していきます。
千葉県市川市
福祉事業所Aの職員1名
福祉事業所Aのご利用者様2名
ご利用者様家族2名
福祉事業所職員
経過
2月24日:発熱が出現。
2月24日~27日:市川市内の福祉事業所に勤務。
3月5日:県内医療機関Dを受診。肺炎像確認。検体採取(鼻咽頭ぬぐい液)
3月6日:検査の結果、陽性と判明。
解説
発熱後4日間の勤務が公表されています。
発熱が37.5℃以上だったのであれば、仮に2月24日は早退したとしても
2月25日の勤務は厚生労働の指示とは異なる対応です。
※2月24日に厚生労働省より社会福祉施設への具体的対応が出ました。
ただし、発熱状況の経過が詳しく記載されておらず解熱したかどうかも分かりません。
情報量としては少なく判断に困ります。
ご利用者様①
経過
2月24日:福祉事業所を利用
2月26日:軽い咳が出現。
2月28日:県内医療機関Aを受診。
3月5日:県内医療機関Bを受診し入院。肺炎像確認。検体採取(鼻咽頭ぬぐい液)
3月6日:検査の結果、陽性と判明。
解説
同居の家族2名も新型コロナウイルスの陽性反応が出ています。
症状としてはこちらのご利用者様より、ご家族様の発祥の方が数日後であるため、
ご利用者様経由でのご家族への感染が疑われています。
発症後に福祉事業所の利用は無いということで、もし誰か(ご本人様、ご家族様、施設)が
利用の停止の判断を下したとすれば良い対応だったでしょう。
ご利用者様②
経過
2月24日:福祉事業所を利用
2月27日:福祉事業所を利用
3月1日:発熱(37.7℃)、軽い咳が出現。
3月5日:県内医療機関Aを受診。
3月9日:県内医療機関Bを受診。検体採取(鼻咽頭ぬぐい液
3月10日:検査の結果、陽性と判明。県内医療機関Cに入院。
解説
こちらのご利用者様も発症後の利用はありません。
気になるのは2月27日に陽性だった職員と利用日が重なっています。
発熱当日ならともかく発熱出現後4日目の接触による感染も疑ってしまいます。
職員の行動が厚生労働省の指示に従った結果であるならば問題にはなりませんが、
本人や施設が症状を理解したまま勤務した場合は残念としかいいようがありません。
まとめ
職員の行動については情報が少ないですが、解熱との記載が無いため発熱後勤務を
続けた可能性があります。
仮に体調不良の職員が休めない状況であるのならば、
その責任は法人・施設にあるのではないでしょうか。
少なくとも地元、行政からの非難は避けられません。
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