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介護施設では新型コロナウイルス対策の記録を付けましょう

新型コロナウイルス

3月7日には新型コロナウイルスに感染した保育士が発熱後も勤務を続けていたことが発覚し、
大変な問題となっています。

この施設が職員の発熱を知っていたのか、知っていて勤務を強要したのかどうか?
はたまた、施設が職員の体調確認を怠ったのかは分かりません。

分かっていることは、この施設の評判は地に落ちてしまったということだけです。
そして施設だけでは無く、勤務している職員への風評被害へと繋がっていきます。

新型コロナウイルス対策をしっかりとやっていても、その記録が無ければ思い出しながらの
曖昧な説明となってしまいます。

記録を付けるべき新型コロナウイルス対策を考えていきましょう。

記録項目

職員体温の記録

現在は職員に出勤前の検温は徹底させているとは思いますが、

出勤の際に体温の値を確認し、記録しておきましょう。

施設として出勤前の検温を徹底させていた証明になります。
発熱を隠して出勤されるという抜け道を防止するためにも、
施設到着後も再度の計測を義務付けることが出来れば完璧です。

ダブルチェック体制を誤魔化す職員ならば施設として最大限の努力をしたと言えるでしょう。

通所介護はご利用者様の自宅朝の体温も記録

ご本人様や家族の方が朝の検温を守らないという悲鳴があちこちで聞こえてきます。
ご本人様はともかく、家族が検温しないということは非常に面倒です。

迎えに言った職員、もしくは家族が体調に影響のない暖かい場所で検温するまで待機を
余儀なくされます(通所施設は施設利用中に料金が発生しますので、ただ働きとなる)
さらには送迎車に他のご利用者様が居た場合は体調の変化も心配となるのです。

ご利用者様、家族には一定の信頼を置きつつ、伝えられた体温を記録しましょう。
また、朝の検温が適切に行われない場合はその旨を必ず記録し、報告も上げて下さい

いい加減な家族ほど、責任を職員・施設になすりつけてきます。
記録や報告により、職員・施設の正当性を証明できるように心がけましょう。

施設消毒の記録を付ける

大きな施設では行っているところも多いと思いますが、消毒の記録も付けましょう。

接触感染対策で消毒の回数や場所を増やしている所も多いでしょうが、
日々の業務に組み込んだ結果として誰がどのタイミングで行ったか分からない可能性があります。

日付と時刻、記名により施設の消毒が滞りなく行われていることを証明しましょう

施設内感染発生時にも施設の責任を軽減できる材料となるでしょう。

おまけ

特に新型コロナウイルスに備えていない施設

必ずリスクを軽視し、資金を使うことを嫌がる経営者や管理者は存在します。
もし施設や法人トップの意向により新型コロナウイルスに備えることが出来ていない場合は、
速やかな退職をお勧めいたします。

理由として
・職員自身に感染の恐れがある。
・施設内で感染が広がった場合、無策を許容したとして責任を追及される恐れがある。
・施設が潰れた場合に前歴から採用を敬遠される恐れがある。

まとめ

現場の方々はいつも以上にご利用者様の体調に気を配り、感染への注意も払うなど
とても疲れる日々を送っています。
そんな中でいつも以上に記録を付けることなんて面倒でやりたくないですね。

しかし、施設によっては責任を職員に押し付けてくることもあります。
※個人的な経験です。大抵は施設が責任を取ります。

介護職員の皆様に記録の大切さを説くことは釈迦に説法のようなものですが、
ご利用者様のためだけではなく施設と職員を守るためにも更なる記録をお願いしたいのです。

一刻も早い新型コロナウイルスの終息をお祈り申し上げます。


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