新型コロナウイルスが日本でも最大の拡大をみせる中で、以前から様々な面会等における対応を考慮されてきた施設がほとんどかと思います。
面会繁忙期である年末年始に備えて対応の方を今一度確認していきましょう。
WAMNET
(https://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/top/)
介護保険最新情報vol881に詳細有
対応
何事の対応もまずは周知
周知時期
あんまり早すぎると忘れられてしまいますし、遅いと予定を組んだ人が困ります。
12月中旬ぐらいまでを目途に対応をご利用者様・家族に周知しましょう。
周知方法
通知方法は書面が一番です。トラブル時にも優位に立てますからね。
※通所型は融通が利きますが、入居型は請求書等の定期配送を逃すと書面での周知に余計な経費が掛かります。気を付けましょう(ギリギリでした)
ホームページを持っている法人は、活用しましょう。知人クラスになると情報は行き届きません。
アクセス方法を見てくる方も多いので、その際に目に入る確率も高くなります
面会方法
普通に考えれば禁止が一番です。もはや感染拡大の歯止めが効きません。直接面会禁止一択です。
面会に条件を付けても、面会者は平気で嘘を付きます。
性善説で面会を実行してはいけません。
面会前に確認書類を記入を義務付けている施設も多いですが、あれはいざという時に責任を取らないための役割が多いですね。いざという時の連絡にも必要ですが・・・
直接面会を認めている施設には疑問が・・・
当たり前ですが、感染拡大地域において直接会って面会させるということはありえません。
年末には拡大傾向が収まっているかもしれませんが、それで極大ハイリスクです。
メリットを考え出すとすれば、
「施設での感染はもはや避けられないので言い逃れの感染経路を作っておける」
でしょうか。
施設で感染が起きれば、「職員が持ち込んだ」と騒ぎたてるマスコミは残念ながらどこにでもいます。
感染状況把握のため、色々な都道府県の記者会見を見たので間違いありません。
職員は施設に24時間常駐しているわけではないで、持ち込むリスクの排除は不可能。
感染リスクの高い場所を避けるため自粛をしていても、生活の中で感染することを100%防止することはできません。
長くなりましたが、つまりは感染経路を特定しにくくすることで施設(職員)の責任を曖昧にできます。
ただし、デメリットが大きすぎるので意味は全く無いですね。
オンライン面会でも予約必須
多くのオンライン面会実施施設では予約が必要です。
しかし、普段オンライン面会をやっているご家族から、親戚が急に来たからといきなりオンライン面会をねじ込まれることがあります。
予定外の対応は職員を疲弊させ、ミスが起こりやすくなります。
ご利用者様のために残しておくべき予定外労力を消耗すべきではありません。
普段から飛び入りを認めていると断り難くなっていますが、年末年始や感染拡大における対応の忙しさと言うことできっかり予約制度を立て直すチャンスです。
差し入れ
差し入れ禁止
差し入れに来所されることも大きなリスクとなります。
物品経由の感染はまだまだ不明な点が多いですが、来所による対応からの感染は確実に起こりえます。普段の必要物資以外は受け付けないことを明言しましょう。
やり取りQ&A
疲れのため、一部心の声を吐き出しております。ご了承ください。
Q.せっかくの年末年始なのに面会できないのは酷い
A.
年末年始関係なく、現在は面会をお断りしております。ご了承ください。せっかくの年末年始というものは行政、医療機関も人手が不足することが分かりませんか?
ただでさえ、感染が拡大しており陽性者発生時も保健所・医療機関の対応時間がかかっているなかで、更に後手に回る可能性が高い危険な時期です。
平時よりも危険性が高いと言える状況にご利用者様を危険には晒せません。
※
オンライン面会の整備にお金を出している自治体も多いので、まだ導入していない施設は検討してみて下さい。
Q.家族をばい菌扱いするのか?
A.
全員が感染者だと思って、自分自身も感染させないように行動するべきと国の専門家も言っておりますのでご了承ください。ある意味では、家族をばい菌扱いが正しい対応です。忙しいので文句は国にどうぞ
Q.せっかく遠くの○○(感染拡大地域)から来たのに会えないの?
A.自分は感染を広めないという、あふれる自信はどこから来てるのでしょうか?
申し訳ございません。新型コロナウイルス対策により面会についての国から指示を受けております。
ご利用者様の家族には多変ご迷惑をおかけいたしますが、規則となっております。
Q.こっそり会わせて貰えない?
A.
高齢者施設にて家族の面会から大規模な感染に繋がった例がございます。
(ベルギーにて入居者の息子から70名を超えるクラスターとなった事例有)
私共としましては許可することは出来ません。
※最悪の場合、重大な過失と見なされるかもしれません。
コメント