【気になる介護？ニュース】神奈川県横浜市旭区の介護老人保健施設にて、ご利用者様７名が無くなるという衝撃。もうどうしたらいいのか。

2月6日（日）

なんとも言えない無力感

介護老人保健施設という、名目上は自宅に戻るための施設に入居するような方が７名も亡くなられてしまいました。ご冥福をお祈り申し上げます。
※老健の実態は違うことも承知です。

横浜市が公表しているデータから、７名は陽性判明時は軽症でした。
多くの皆様がご承知のように軽症は、決して軽くはありません。
ご利用者様のような高齢者では命に関わることです。
そのような状態でも入院出来なかった現状は残念でなりません。

しかしながら、老健ご利用者様の入院が可能かと想像するとたとえ平時でも難しいでしょう。
仮に体は元気で認知症だとしたら隔離対応はほぼ不可能。
疲労困憊の医療者を長期間追い詰めることになり、結果として多くの人が助からなくなるという事態を招いてしまうのでは、とも思います。

今は出来ることをしましょう

・体調が悪い職員は帰す
・職員はマスクを外さない
・職員同士で食事を取らない
・別事業所とは接触しない

何を当たり前と思われますが、この基本も出来ない事業所が多くいます。
何故分かるのかと言うと、思いっきり正式な書面で「感染拡大原因」と公表されているからに他なりません。

自治体、保健所も入所系は職員からの感染がほとんどということは分かっています。
でも、それは市中感染がここまで拡大した以上仕方ないと理解しているためです。
だからこそほぼ多くの施設クラスターでは、
「感染源は不明」「感染防止に力を入れていた」「ご利用者様の常時マスク着用が難しかった」
等の理由で施設側に落ち度が無いことを自治体や保健所が強調しています。

ですが、無条件に守るわけでは無く、基本的な感染防止対策が出来ていることが大前提。
あまりに不真面目な事業所は守りません。記者会見でボロクソに言われる施設もありました。

不可抗力でもない落ち度でご利用者様を害するということだけは絶対にしたくないものです。