初めて介護に従事する方によく相談されることとして、
・どうしても苦手な利用者様がいる。
・好きになれない利用者様が居る。
・嫌いな利用者様が居る
ということです。
全ての人に慈愛を持って接することが出来ない自分は「介護職に向いていない」と、
悩んでしまう方もいらっしゃいます。
特に若い方がドツボにハマってしまうようですね。
答えは
当然人間ですので嫌いな利用者様が居ても問題ありません。
むしろ、しっかりと認識がある時点で合格です。
嫌いな利用者様がいても良い理由
人間として自然なことだから
介護職というと天使のような人間性を想像される方がいらっしゃるかもしれませんが、
優しい人は居ても天使は居ません。
暴力を振るったり、セクハラをしてくるようなご利用者様を好きになると言うことは、
非常に難しいです。
病気であったり、過去に何があろうとも日常接する中でのストレスは非常に高くなります。
嫌いと認識できていれば最低限の確認も慎重に行うため
ご利用者様の状態は職員が見守っていますが、24時間常に見守っているわけではありません。
当然小まめに様子は伺いますが、苦手な方は避けがちになってしまいがちです。
むしろ、嫌いだからこそ介護職員として最低限の確認は行います。
理由としては、
嫌いでないご利用者様の顔はよく見るので、変化に気付きやすいです。
しかし嫌いと認識している方は、顔を見る機会が少なく変化に気付きにくい。
だからこそ自分を守るためにも慎重に対応しているのです。
許容範囲が広がる
「嫌いな利用者様より、この利用者様の方がまだ対応しやすいな」という考え方が出来るので、
ご利用者様に対する許容範囲が広がります。
広がりすぎても問題なのですが、少し広がる程度ならばストレスの軽減になります。
まとめ
嫌いなご利用者様が居ることは普通。
避けすぎないで最低限の対応は行う。
メンタルの安定のために上手く利用する。
ただし、絶対に悪口を言わないこと。
悪口を職員間でも行ってしまえば歯止めがかからなくなります。
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