8月28日(水)
全国的にも注目され、
こちらでも2回お知らせしました送迎車炎上事件。
残念ながらご利用者様が逝去されました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
また、職員の方も意識不明の重体が続いているということで、
回復を願うばかりであります。
以下の2回以後に気になった点を確認していきます。
車椅子のご利用者様はやはり自力移動が困難だった
勘違いされている方もいらっしゃいますが、
「車椅子使用=自分で移動できない」ではありません。
自力で移動できるけれども負担軽減のためや、
段差が多すぎて車椅子でないと家に入れない方もいるのです。
ただ、今回は自力移動が困難だったようで、
そうなると女性職員のみでは狭くて足場の少ない車内からの移動は大変。
それでも、なんとか車外に連れ出すことは出来たようですが・・・残念です。
職員は助けようとして全身にやけど
職員の方は燃える車内から助けようとしたようです。
私も同じことが出来るかと言うと、
「出来る!」と断言することは出来ません。
職員の方の勇気には、ただ感服するだけでありますが、助かってほしいです。
10年前から使用の車両、定期点検済み
送迎車で10年はちょっと長めですけど、普通です。
「いやいや、商用バンは10年なんて余裕だぞ」と思われるかもしれませんが、
これはリフト付きで、おそらく電動ステップも付いています。
車両よりも装備が先に壊れることが多いため、通常の商用バンより持ちません。
むしろ、装備の故障で通常の車両よりも点検が多かったりもします。
また、定期点検にも出していたということなので、
慣れた自動車屋さんは車体の異常音や装備の動きも見た可能性があります(車屋による)
※リフト部分の修理はメーカー送りでも、動き自体の異常は分かる場合が多い
職員も車両の不調には敏感なので、直前まで何も兆候が無かった可能性が高いと思います。
※車の故障=ご利用者様の命に関わるので、不調車両は使わないことがほとんど
また、故障したとしても燃えると言うのは滅多に無いので不思議です。
しっかりと自社HPにて公表
ニチイ学館は「お知らせ・ニュースリリース」の項目に今回の件を公表しています。
事件の原因等は不明であっても、
まずしっかりと公表するのは非常に重要です。
企業によっては、上場企業でも公表しなかったり、
公表してもわざわざ分かりにくい別のページに隠蔽したりします。
しっかりと、わかりやすく公表している点については評価されるべきです。
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