8月19日(月)
ハイエースかキャラバンか分かりませんが、
リフト付きの送迎車が炎上しました。
気になる点を上げていきます。
※続報が出ましたので、そちらについての記事は下記のリンク投稿を御覧ください
職員は1人でご利用者様3人? 職員少なくない?
基本的にワンボックスは職員2人で送迎することが多いです。
それは普通のミニバン以上にご利用者様の見守りが出来ないからです。
今回は「出火時に職員1名、ご利用者様3名」と報道されていたので、
もう1人の職員がご利用者様の送迎に車外に出ていた可能性があるでしょう。
どこから出火?
出火元は特定されていません。
しかし、ハイエースやキャラバンのような商用ワンボックスは、
エンジンが助手席下にあります。
職員の中にはこの構造も知らない人が多いです。
エンジン部分からの出火だとしても気付きにくいかもしれません。
送迎車の中に火気はあるか?
残念ながら無いとは言い切れません。
ただし、基本的に火気厳禁です。
それでも、マッチやチャッカマンを、
不可抗力でカバンに入れてきてしまう人はいらっしゃいます。
故意だと、禁煙の施設でもタバコとライターを隠して、
持ち込もうとする人は少なからず居ます。
車内に燃えやすいものはあるか?
車の内装はかなり燃えにくい素材が義務づけられています。
(燃えないわけではないので全焼クラスだと燃えますが・・・)
衣服などの普通の車でも有り得るものを除くと、
・新聞紙
・オムツ、リハビリパンツ
・アルコールウェットティッシュ
・ビニール袋
この上記のものは常備している送迎車が多いと思います。
更に燃えるもの?と言えば、
常時酸素療法が必要なご利用者様は酸素ボンベを持ち歩いています。
こちらは職員も非常に注意が必要です。
車椅子のご利用者様は脱出が難しい
車両後部に車椅子が2台乗せられるタイプだと、
足の置き場がほぼ無いので抱えての脱出も大変です。
悠長にリフトは使えませんし、そもそも動くか分からない。
車椅子を固定しているフックは強力。
職員は皆知っていますが、
後部ハッチを開けないと車椅子固定フックの解除が出来ません。
邪魔な車椅子をどけることも畳むことも出来ないので、
緊急時に歩けないご利用者様を持ち上げて車内から脱出させるのは大変です。
まとめ
車両故障?火災?からの対応や脱出訓練は私も経験がありません。
というか聞いたこともありません。
多くの人の協力により車内に取り残されることはありませんでしたが、
意識不明や重症の方もいらっしゃるので回復を祈るばかりです。
コメント