8月7日(水)
ITつまり機械、今風に言うとAIによって、
ご利用者様の状態に対する気付きの機械は大幅に増やせます。
そもそも現状では記録も電子化されているので、
機械は苦手でも「機械は信じられない!」「使いたくない!」という方は
ほぼ居ません。
技術革新によってご利用者様の状態に対する気付きが増えたら、
どういった事が起こるでしょう?
今回は話題になっていは排泄センサーが導入された場合を考えます。
いろいろな理由
ご利用様の満足度が上昇する。
排尿・排泄を感知してくれているので、
すぐに介助してもらえれば不快な時間を大幅に減らせます。
排尿に関しては今の製品はほぼ不快感がありませんが(リハパンのみ体験済み)
排泄の不快感は今でも健在でしょう(実際の経験無し)
即介助してもらえる環境ならば、
ご利用者様の満足度は高まるでしょう。
もちろん衛生的にも向上します。
職員を増やさずに導入すると、職員の負担が激増する
寝たきりの方が多い施設では、
定時の排泄チェックが多いです。
「職員が楽しているのでは?」とも思われますが、
楽をしているのではなく、
効率的にやらないと業務が回らないからです。
排泄介助に入っている職員は、
他のご利用者様の突発的な状況に対応できません。
そのため見守り職員を残して、効率的に終わらせなければならないのです。
実際の時間が減っても、
流れ作業で行うのと即対応では効率よく動けません。
それもわからずに新技術が入るからと担当職員を減らす法人は実際にありました。
排泄センサーへの即応体制を整えるは、
業務を根本から見直す必要があります。
ただ、導入するだけでは職員の負担が激増し、
大きな事故の原因をなるでしょう。
導入はするが、即介助するとは言っていない
絶対出てくるのが、
排泄センサーを売りにするが即介助を確約しない法人です。
あくまでもキャッチコピー、
後は知りませんと逃げていきます。
この時に責められるのが、
現場の職員です。
法人は入所させてしまえばこっちのもの、
ご本人様や家族の抗議を受け止めなければなりません。
まとめ
こういった質の高い介護の話題が出ると、
最低ラインをここに持って行きたがる人が出るのが一番困ります。
もちろん、素晴らしい技術だとは思っているんです。
介護保険制度に縛られる法人では、
サービスの高さが儲けに繋がりません。
個人的に全員を即介助してあげることは無理だと考えます。
高いサービス料を払って相応のサービスを受けるのは当然。
ただ、支払いは最低限(もしくは無し)なのに、
最高のサービス?特別扱いを求める人間が多いのも事実。
しっかりと線引できる介護保険制度に変えてもらいたいですね。
コメント