6月13日(火)
介護施設の火災対策は万全!
数々の痛ましい事故によって、
多くの方の犠牲によって、
介護施設の火災対策は万全となりました。
消防署の方もかなり詳細に確認してくれます。
しかし、今回のようなケースは安全かと言われると
近所の火事は想定していない施設が多いけれど安全。
と言えるのではないでしょうか。
※付近に工場などの施設がある場合は想定しています。
施設内の火災に対しては、
スプリンクラー等の強力な装備があります。
かつ避難訓練も義務付けられているので、
ご利用者様の避難に手間取ることはありません。
それでも最悪の事態を想定してみます
停電かつ、非常階段・スロープの横が火災現場
2階以上の寝たきりのご利用者様をスムーズに避難させるには、
車椅子やベッドでのエレベーター移動が安全かつスムーズです。
停電でエレベーターが使えない場合に備えて非常用スロープがあるのですが、
そこを火災で塞がれると厳しい。
もちろん車椅子のご利用者様を階段で降ろす訓練はしていますが、
非常に時間はかかります。
施設外の火のまわりをどれだけ抑えてもらえるかでしょう。
いきなり大火事
気が付い時点で大火事だった。
これも相当恐ろしい事態です。
介護施設はどうしても避難に時間がかかるので、
時間的猶予が失われるのは厳しいです。
※最近の防火性がコンクリート製の建物ならば、
火元に近い部屋を区切って段階的に避難することも可能です。
天候が悪い
これは最悪です。
ご利用者様は体調変化に弱い方が多く、
体調不良が命に関わります。
避難の途中で、
・雨で体が濡れる
・降雪
・高温・低温
・暴風
どれか1つでも危険です。
動画の件も玄関?直ぐ外に避難しているようですが、
天候が悪ければ別の対応を迫られます。
まとめ
昔の施設は、立地自体が災害に弱い場所も多くありました。
しかし、最近の施設はかなり考慮されています。
※たまに、ハザードマップ見たの?と言う新規施設もありますが・・・
避難する能力の低いご利用者様が多い高齢者施設だからこそ、
訓練を欠かさずに日々努力しています。
もし、近所の火災を想定していないのならば、
ちょっと考えるだけで対応は確立できるだけの研鑽は積んでいます。
今回の件を元に少し考える機会になれば幸いです。
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