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【東日本大震災と高齢者施設シリーズ①】東日本大震災とハザードマップで危険な場所にある施設。最初から危険ではなかったかも【東日本大震災後にハザードマップは一変した】

介護の疑問

3月10日(月)

もうすぐ3月11日、東日本大震災の日です。
日本で多くの被害が出ましたが、
高齢者施設の被害も甚大なものでした。

今、大人の人ならば誰もが思い浮かべるであろう震災の映像。
あの教訓を活かすには最適な時期です。

[NHKスペシャル] “浸水想定区域”にある高齢者施設の津波対策 | あなたの家族は逃げられますか?| NHK
「NHKスペシャル」最新の番組情報はこちら東日本大震災で大きな被害を受けた高齢者施設。教訓は生かされているのか、現場を取材した。NHKスペシャル

動画で取り上げれた施設は当初のハザードマップ耐えられるよう設計で海岸沿いで建設されました。
いやいや海岸に建てるなんて馬鹿なの?と思うかもしれませんが、
日本の田舎には山と海岸、ごく僅かな平地しかないところも多いんです。

ある程度の建物への被害を許容出来る場所に建てるのが当たり前でした。

もちろん、ハザードマップを織り込み済みで建物を建てても、
運用する人間が一番重要です。
防災用品が浸水予定の1階にあったり、
盗難を恐れて鍵を施設長しか開けられない金庫の中にいれるなど
実際の運用を全く想定しない施設も現実にありました。

動画のように現状でできる対策として津波救命艇を用意。
しっかり訓練しているなかでも、
限界を理解し移転を検討している。
これほどの施設は全国でも少ないと思います。

災害時のマニュアルが無い施設はありません。
(虚偽報告している違法施設は除く)
ただし、それが本当に出来ますか?
全部じゃなくてもいいんです。
一通りの流れなんて言いません。
実際の流れのごく一部。
それだけでも実践してみることが大事です。

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