6月20日(金)
送迎車による固定措置が不十分だったかもしれない事故がありました。
ただ、勘違いしてほしくないのは車椅子の固定は
シートベルトのように容易ではない場合があるのです。
乗せて、はいパチッ!じゃ終わりません。
・フックが物理的に届かない
・フックが掛かる場所だとつま先が当たる
・フックを締めたテンションが一部ゆるゆる
等々
これこそが多種多様な車椅子を乗せる送迎車の問題であり、
スロープやリフトで車椅子のまま乗車できる送迎車(一応自家用車も)の難点。
車椅子の種類によって固定が難しい場合がある!
一般的な車椅子ならばフックやフック内蔵のバーで簡単なのですが、
特にリクライニング式、海外メーカー製などはうまくフックがかからない場合も少なくありません。
チャイルドシートのISOFIX、国際規格ISOのFIX規格のように
しっかり固定できる規格があればいいのになぁと昔は思っていました。
車椅子自体にはJIS規格という日本の安全に配慮した規格があるのですが・・・
実は車椅子の「固定装置」にはJIS規格がない(含まれていない)
つまりバラバラなのです。
ただし、日本福祉車両協会によると車椅子固定のJIS規格は目標としてあるようなので、
遠くない未来に実現はされそうです。
まとめ
フックを掛けてもしっかりとスイッチでテンションを掛けないと、
今どきの送迎車は「警告音がなる」OR「ギアが入らない」などの警告機能があります。
ただし、経年劣化でフックのテンションが徐々に抜ける故障もありました。
介護施設では基本的に車椅子送迎時は添乗の介護職を乗せるので、
異常にも気付きます。
ただ、「基本は」なので・・・ミニバンだと頻繁、ハイエースでもたまにワンオペだったり・・・
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