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【気になる介護?ニュース】クラスターの介護施設でうつ病による労災認定【通常時は聞いたことがありません】

ニュース

8月21日(月)

新型コロナウイルスのクラスター対応によるうつ病が認定されました。
しかし、あくまでも「事務職員」が「遺体運搬」も含めた業務を命じられたためです。

しかし、私の経験上はうつ病による労災は聞いたことがありません。
身体的な事故や怪我も非常に労災が通りにくい環境がほとんどです。
心の病は業務との関連性を立証しにくいのもあるかもしれません。
では、介護職員はストレスがかかることが少ないかと言われると、
「介護職員は非常にストレスがかかる」
ことは間違いありません。
介護施設特有のストレス要因であり個人的に最も苦手なことが
「ご利用者様が亡くなりやすい」
これに尽きます。
次の項目から色々思いつきを考えてみました。

根本的にご利用者様が亡くなりやすい

ご利用者様が亡くなる確率が非常に高いです。

もちろん「医療関係者の方がお客様?が亡くなる率が高い」
のに何を言ってるんだと思われるかもしれません。
医療関係者より大変と訴えるつもりはなく、
あくまでも介護職員としての役割上でのストレス要因です。

接する時間が長い

入所施設なら週に5日、通所でもだいたい週1は会うことになります。
職員の役割上、全く交流しないことは稀でしょう。

親兄弟や親戚よりも日常的に接する人が亡くなってしまいます。

ご利用者様を深く知ってしまう

1人の人間としてよく知る方の訃報。

生い立ちや人生、姉妹や子供のこと、日常の癖などを知ります。
もちろん業務上必要な情報は頭に入れてありますが、
良く知らない人の訃報とは重みが異なります。

仲良くなってしまう

ご利用者様と半分友人関係みたいになってしまうこともあります。
どんな職種でもビジネス関係者と友情を感じることはあるでしょう。
もちろん、馴れ合いや私情は挟みませんが、
交流するために趣味の話などで盛り上がったりします。

波長があったり、同じ趣味で語らった仲間が亡くなっていく・・・

特に経験の少ない若い職員には大きなショックとなります。

まとめ

新型コロナのクラスターは例外中の例外でしょう。

しかし、ご利用者様が亡くなることは、
高齢者施設としては改善しようがない問題です。

私は仕事とプライベートはきっかり分けて、
ご利用者様には感情移入しすぎないことを心掛けています。

それでもご利用者様が亡くなった際は悲しいです。
どんなに手が掛かって、職員の手を煩わせた効率の悪いご利用者様であってもです。
冷たい私でも悲しいのに、感情移入型の職員はドーンと落ちます。

精神科等の受診は簡単に予約が取れず、半年待ちも普通です。
兆候がある職員には早めに受診してもらいましょう。


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