体調不良を発症した職員を出勤停止にして検査
何度も何度も言われていることですが、未だに厳守できずクラスター後に自治体から怒られている施設が後を絶ちません。
もちろん「人手不足だから無理!」と言いたくなる気持ちは非常に分かります。
また、ちょっと変わった経営陣は「職員を甘やかすな!」とも言います。
急変したとしても全国各地で入院調整とい名の下に施設で亡くなられるご利用者様が増えている今、職員を出勤停止にする現実的意義を考えました。
隔離期間の短縮により、1週間ほどで職場復帰が可能
簡単に言うとクラスターの渦中に投入できる人になるということ。
クラスターの場合はご利用者様・職員を一斉検査後に全ての陽性が判明している事例は非常に稀です。
体調不良者の検査や、繰り返される一斉検査によって徐々に増加していく例が多く見受けれらます。
一番恐ろしいのは介護者が全滅すること
初期段階で隔離した職員は復帰も早い可能性が高く、また再感染リスクも低いと想定されるので非常に重要です。
エース級の職員ならば情報集約に適した人材でしょう。
職員の感染ピークをばらけさせる
残念ながら、オミクロン株は施設で感染拡大を防げる感染症ではない。
デルタ株でさえ介護者への感染事例が続出し、第6波は応援要請協定などで準備していた法人さえも地域の感染爆発により完全に崩壊しました。行政の応援も人手が足りず得られません。
陽性の職員が陽性のご利用者様を介護する「陽陽介護」の発生。
それどころか、陽性の職員が防護服を着て陰性のご利用者様を介護せざる得ない最悪の事態が起こりました。
発症職員を少しずつでも隔離していけば、ごっそり職員が抜ける事態を防げるかもしれません。
職員のみで感染が止まる入所施設がある
施設での感染公表を確認している作業で気が付いたのですが、職員のみの感染で終わり、感染拡大無く収束している施設があると言うことです。
非常に感染力が強いオミクロン株であり、介護する以上はご利用者様と接触するはずなのに何故でしょうか?
これは「職員の方々が感染防止を徹底している効果」はもちろんですが、オミクロン株は本当に風邪っぽい発症が多く見受けらました。
「声がれ」「倦怠感」「鼻水」等の言い方は悪いですが、
「軽度な発症をした職員を出勤停止にして、受診後に陽性が判明」
このパターンが多数を占めていました。味覚、嗅覚は少ないです。
分かりやすい症状で早めに、職員を出勤停止にしている所ほどご利用者様への感染は少ない印象を受けました。
※もちろん、運次第です。あくまでも感染しない確率を上げるです。
職員の市中感染は防げない
インフルエンザよりも遥かに感染しやすいと言う時点で、感染しないことを諦めましょう
理由は言うまでも無く、ここまで市中感染が広がった以上、職員の市中感染防止は非常に困難です。
困難だからこそ、ごく当たり前に感染しているという意識を持つことが必要です。
まとめ
人手不足な施設は多いです。
しかし、施設としてやるべきことをやっているがための人手不足が大半です。
一番怖いのは、色々誤魔化して最低限しかできる人しかいない施設。
施設でのクラスターは現状において「万が一」のレベルを遥かに超え、インフルエンザ並みに迫ってきているでしょう。インフルエンザの様に予防接種と強力な治療薬のタッグによる発症予防はありません。
最悪を招かないための対応が求められています。
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