現在デルタ株に関しては未知数な情報が多いです。
ですが、「情報が確定するまでは何もしない」よりも「今あるデータから常識的な範囲で備えて行動したい」と考えて情報を集めています。
厚生労働省ホームページ
(https://www.mhlw.go.jp/)
第47回アドバイザリーボード(偉い人が厚生労働省に対する助言)
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00294.html)
疑問に思って調べたこと
Q1:高齢者施設のクラスターが増えている?A1:クラスター件数は増えているが、他のクラスターが急増している
高齢者施設のクラスター件数は7月よりも増しています。
しかし、他の居酒屋・友人・会社などのあらゆるクラスターの内、高齢者施設が占める割合は2021年でもほぼ最低水準にとなっています(4.42%)
※高い時では35%を超えており、ワクチン摂取開始時期より激減しました
引用:第47回 資料2-4 全国の新規陽性者数等及び高齢者のワクチン接種等 P2
Q2:高齢者施設のご利用者様にワクチンを先に打ったことに意味はあったのか?A2:重症、死者を減らせた
東京都だけのデータですが、ワクチン接種率と反比例して、死者は非常に少なくなっています。
しかし、重症者に関しては新規感染者も多く、横ばい状態とも言えるでしょう。
65歳以上の致死率 | |
ワクチン未接種 | 4.31% |
ワクチン1回摂取済み | 3.03% |
ワクチン2回摂取済み | 0.89% |
上記の表が示す通り、しっかりと2回摂取でかなりの効果を発揮しています。
ですが、このデータ時点でのデルタ株が占める割合は不明であり、デルタ株に関しての有効性として使えるかは分かりません。
引用:第47回 資料2-4 全国の新規陽性者数等及び高齢者のワクチン接種等 P11
Q3:高齢者施設関係者にワクチンを先に打った意味はあったのか?A3:施設での介護崩壊を防ぎやすくなったが、感染経路の遮断としては未知数
重症化を防ぐことにより、新型コロナ拡大初期にあったような介護崩壊は防ぎやすくなりました。
しかし、感染経路の遮断としての目的が達成されたかは分かりません。
・市中、家族感染が爆発的に増加している
・デルタ株に関してはワクチン接種済みでも感染源となりえる可能性が高い
以上のような状況を踏まえると、過度な期待はしない方が良いでしょう
引用:第47回 資料2-4 全国の新規陽性者数等及び高齢者のワクチン接種等 P12~16
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