新型コロナウイルス接触確認アプリが厚生労働省より公開されています。
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html)
新型コロナウイルス接触確認アプリとは
保健所の調査では分からないような、あいまいな状態で接触した可能性を教えてくれるアプリです。
プライバシーが心配
海外のアプリには個人情報と全ての移動歴を収集して濃厚接触者を特定するものもありますが、日本の新型コロナウイルス接触確認アプリに必要とされる個人情報はありません。
現在の日本の法律で許された範囲内かつ、プライバシー意識が高い国民性にも配慮された良いアプリだと思います。
どんな風に接触が分かるのか
①
アプリを使っている人には1人1人に違う内緒のあだ名が付けられます。
私が「子豚さん」だとしたら、他に「子豚さん」は居ません。
ただし、私自身も自分が「子豚さん」だということは知ることは出来ない。
②
仮に満員電車で「子犬さん」という方の15分すぐそばに居たら、「子犬さん」「子豚さん」が接触したことがアプリ(正確にはサーバー)に記録されます。
スマホの機能(ハンズフリーなどで使われるブルートゥース)で1m以内、15分以上接触した人のあだ名を覚えます。
※アプリ使用者は自分も他の人のあだ名を見ることは出来ません
③
「子犬さん」が陽性判定を受けて、それをアプリに登録すると私の(子豚さん)のアプリに警告が来ます。
「子犬さん」も誰かに連絡が行ったことを知ることは出来ません。
「子豚さん」もいつ、どこで接触したかは分かりません。
ちょっと不便ですが個人の特定を防がなくてはならないので、こういった仕組みになっているようです。
まだ使用しなくていいの?
スマホに慣れている方は、早めに使用を開始しましょう。
ですが、不慣れな方はまだ使用しなくても大丈夫です。
現在は試行版という扱いのため、予期せぬ不具合が発生する恐れがあります。
また機能や、画面デザインが変更される可能性も高いです。
スマホに慣れていな職員が多い場合は余計な混乱を招くため急ぐ必要はありません。
※当ホームページでもデザインが確定するまでは画面の説明は出さない予定です。
あまりにも感染が広がり、急いで普及が必要な場合は再考します。
使用を要請する前に決めておくべきこと
アプリを使用する前に、職員の意識を整えて対応を決めておきましょう。
行き当たりばったりの基準は混乱を招きます。
前提条件として新型コロナウイルスは誰もが感染するいうこと
しっかりと予防注射をして、手洗いうがいもきちんとしている人がインフルエンザに感染しても普通は責めません。
新型コロナウイルスも感染したからと言って責められるものではありません。
しかし、介護従事者にはまだ不要不急の人混みを避けるように要請されています。
現段階でライブハウスや居酒屋、パチンコ等で感染した場合は厳しい立場に置かれるでしょ
警告された人を責めない、責めることは許さない
アプリでの警告は、基本的には保健所からの濃厚接触者としての連絡よりもかなり下のレベルだと考えて良いでしょう。
積極的に報告してもうことによって感染の危険性を下げることが出来ます。
警告されたことを気軽に報告してもらえるようにしましょう。
アプリによって警告された人を非難することは許さないという法人としての態度を強く示しておく必要があります。
アプリから警告を受けた際の対応(予定)
アプリから警告を受けた職員は時間を問わず担当者に連絡
あらゆる連絡手段を可とし、即連絡することにしておきましょう。
第一報が遅れれば遅れただけ対応が難しくなり、隠ぺいなどの余計な勘繰りを受けます。
警告を受けたと報告を受けた
まずは実際にアプリで警告を受けた人を休ませましょう。
自宅待機指示や有給休暇が一般的です。
もちろん勝手に有給休暇を指示することは許されませんので気を付けましょう。
職員全員に注意を促す
非常にデリケートな問題だと思いますが、新型コロナウイルスは無症状の方が非常に多いです。
職員にも伝え、細かな体調不良にも注意を促しましょう。
そして職員の家族など身近な方にも症状が出ているか確認して、感染を疑う必要があります。
ご利用者様の家族の方にも報告をする
アプリで警告されただけでは正式な濃厚接触者ではないのでご家族への報告にも悩みます。ですが、入居型もそうですが特に通所介護の場合はご家族の気付きも重要となるため、安全策をとるならばご家族にも報告はしておきましょう。
現状では保健所が把握している接触者でもPCR検査を行わない場合があります。
外部には公表する必要性は薄い
アプリの接触警告では外部に公表する必要は薄いでしょう。
実際に濃厚接触者として保健所から連絡が来たり、症状が出て陽性だった場合は速やかに外部に向けても公表することが感染拡大の観点からも望まれます。
施設消毒の必要性も薄い
現時点で人の手が触れる場所などは、小まめに消毒を行っているはずです。
アプリからの警告段階で大規模な消毒の必要性は薄いでしょう。
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