5月13日(月)
ここ数年は施設ご利用の方も食費の値上げが相次いでいます。
最近では食材費をとんでもなく水増し請求し、
更には福祉報酬の不正請求で事業者指定を取り消される業者でました。
こっそり食費で大儲けしている法人が多いのでしょうか?
答えは・・・
食費で大損している法人が多いです!
ここ数年の急激な食品の値上げを考えれば、
実際の食費の値上げはあまりにも遅いです。
通所は食費に施設の裁量がありますが、
特養などは銭湯の料金のように役所が決めています。
つまり、実際の実費が全く反映されていないのです。
さらに言えば、
10年ほど前から最低賃金が引き上げられました。
皆様も底上げによる恩恵を受けた方が多いでしょう。
しかし、食物を作るコストや調理するコストも上がったのです。
私が知る介護保険制度初期の施設は、
なかなか値上げに踏み切れませんでした。
当時は今ほど値上げに寛容ではなく、
値上げイコール、ご利用者様を人質に取った悪魔と受け取られたためです。
食品の値上げラッシュ以前の段階で厳しい状態だったところが多かったでしょう。
そのため、値上げに寛容になった今!と値上げに踏み切っています。
施設が半年や1年おきなど段階的にどんどん値上げしているのは、
様子見で限界までぼったくろうとしている!わけではありません。
むしろ、今までサービス?で原価割れしていた分を、
出来るだけ負担が一気に増さないように、
少しずつ適正価格に近づけているのです。
まとめ
普通の施設は食費に関わらず、
あらゆる経費が激増してボロボロです。
そんな中で不正をされると業界全体に、
どうでもいいクレームが増えるので困ります。
ちゃんと役所から渡された資料を読んでから問い合わせてください。
質問に答える人材は、もっとも費用がかかる人件費です。
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