9月16日(月)
また痛ましい事故が・・・。
病院で受診後に施設に戻る途中での自損事故により、
ご利用者様が亡くなりました。
看護師1人が運転し、
3人の受診&送迎だったようです。
もちろん自損事故であり、
運転手の責任は重大です。
ただ、それに至るであろう理由は豊富に考えられるでしょう。
問題点を考えてみます。
問題点
受診中は気の休まる暇なし
受診に連れて行くと言うと、施設から受付ぐらいを想像するかもしれませんが全然違います。
基本的にご利用者様は自立していません!
暇つぶし会話から、体調の管理、水分補給、トイレの介助も必要です。
しっかりと医師の話しも聞く必要があります。
付き添い受診の疲労度は高いです。
3体1は非常にきつい
1人を見るだけでも大変なのに、3人は非常にきついです。
常に広く見守る必要だあります。
特にご利用者様なので、
自分の子供のような力押し対応は出来ません。
とにかく、優しく丁寧に言葉で3人を見守るのです。
運転に集中していたか
「看護師が運転に集中していなかったのでは?」
という意見もありますが
残念ながら1人送迎で運転に集中してはいけません。
むしろ、ご利用者様に意識を向けない方が危険です。
稀にあるのが体調不良で嘔吐や意識喪失など・・・
特定の人はシートベルト外しや、ドア開けです(もちろんチャイルドロックで防止)
この運転とご利用者様への集中力の分配も大変疲れます・・・
ミニバン型では無かったという不幸
ハイエースは沢山乗れて、ミラーも多く運転しやすいです。
非常に良い車なのですが、
後部座席の衝突安全性は最近のミニバンに遠く及びません。
座席のホールド性、シートベルト機構、前席への衝突考慮、サイドエアバッグ等々
※車椅子座席だとドッコイドッコイ?
更にはハイエースは運転席後部ミラーから後部の見守りが十分にできません。
ミニバンの方が距離が近く座席のホールド感も高いのでよく見えます。
ただ、今回の4人乗車だと大差ないかもしれません
まとめ
施設務めで送迎も行う介護職や看護師の負担軽減には、
専業ドライバーが一番ですが人材や賃金で現実的ではありません。
個人的には福祉施設の一挙集中によるコンパクト化や、
一般道での自動運転福祉送迎車の方がまだ実現できそうです。
いつか自分で法人を立ち上げて、理想の施設で自ら働きたいですね。
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