5月31日(水)
定員を超えるのは悪いことではない
介護施設に詳しくない方は、
定員を超えて営業するなんて酷い!
と思われるかもしれません。
でも、
定員を超えて営業することは普通にあります
何故、定員を超えて営業しても良いのでしょうか?
定員を超えるのは、ご利用者様を守るためのだから
理由は簡単です。
定員を超えて営業してもらわないと
ご利用者様が危険だからです。
例えば一人で生活がままならず、食事も取れない方が見つかりました。
同じ地区の入所施設はどこも定員いっぱい。
空きが出るまで耐えてね?
とはなりません。
空きが出るまで、定員を超えても受け入れてくれる施設を探して入所します。
定員を超え続けるのは正常のサービスではないので報酬は減額
もちろんご利用者様のためとはいえ、
基本的に定員内で運営されることが大前提です。
そのため、介護報酬は基本的に減額されます。
※利用率の兼ね合いや災害等の場合は減額されないこともあり
今回の施設は減額しないで請求していたようです。
ビックリポイント
今回の件はかなり基礎的な部分の請求ミスなので驚きです。
・法人側が定員超過の減算を知らない?
定員を超過しても減算されなかったのは、
東日本大震災の時ぐらいしか思い当たりません。
減算されないことが非常にレアケースです。
・使用している請求ソフトよっては警告が出るはず
また介護報酬を請求するデータを作成するために、
請求ソフト(今は施設運営全体と一体化が主流)を使用します。
基本的な入力ミスは警告が出るのですが、
ソフトの種類も多いので出ない物もあるかもしれません。
・請求が通って、報酬を受け取っている
役所の方は非常に丁寧に請求を確認して下さいます。
非常に複雑な制度なのに、
よくここまで指摘してくださると涙した日々が目に浮かびます。
というように、3年もの間指摘されなかったことが驚き。
まとめ
今回の件はかなり単純なミスですが、
介護報酬の仕組みは複雑で、コロコロ変わります。
現場の方は食事を食べたor食べない、利用日数等の記録はしっかりと残して欲しいです。
確認する管理者や事務の方が非常に大変なの。
基本中の基本だけど、忙しいのは分かってるけど、よろしくお願いします。
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