9月4日(土)
幼稚園児の送迎車下ろし忘れの類似事故は高齢者施設でもあった
平成22年(2010年)7月に千葉県木更津市のデイサービスで同様の事故がありました。
当時はデイサービスに勤務していたため、非常に大きな衝撃を受けました。
もう11年前となり、この事故を知らない方も居るかもしれません。
下記のWAMNET様の記事にもありますし、「2010年 木更津 デイサービス 事故」等で検索すると多くの情報が残されています。
まず、基本的には起こらないはずの事故である。
これが今の施設の大前提であるはずです。
なぜならば送迎車は使用前、使用後にチェックするはずだからです。
送迎車のチェック
⓪車自体のチェック
ボディ、エンジンルーム、タイヤ、ブレーキランプをチェックします。
昔上場していた超大手はここまでやっていましたが、
正直言ってここまでやる法人はまずありません。
定期的にチェックすればいいのではないでしょうか?
①車内チェック
乗車前にも落とし物を確認します。
見落とされた、飴玉や櫛、カチューシャ、髪留め、ヘアピンなどがたまにありました。
②実際の送迎
送迎事態に関しては割愛します。
③使用後の車自体チェック
ボディに傷が無いかどうかを確認します。
雪国では路上の凍った雪でボディが破損しやすいので要注意です。
④車内の換気・消毒
以前よりも、半端じゃなく面倒ですがしっかりと触れる部分は消毒します。
明らかに手すり部分のクッションなどは劣化が進みやすくなりますね。
⑤車内チェック
①でもやっていますが、落とし物を確認しています。
特に送り後は、ご利用者様が忘れ物をするとそれが原因で不安定になったりするので要注意。
まとめ
施設内でも利用の確認を行い、食事やリハビリ・入浴の対応もあったりするのでまず忘れることはありませんが千葉県の事故の様にいつもは利用しない、利用することが無い、臨時利用の際はごく稀にご利用者様の当日利用名簿から抜けていることはありました。
それでも基本的に起こらないはずと言い切れるのは上記のような「送迎車のチェック」を行っているからです。
同じような事故は二度と起こって欲しくはありませんが、短時間での閉じ込めは今でもあるようです。
お気を付け下さい。
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