熊本県山鹿市の介護施設にて集団感染が発生しました。
現時点で職員11名、ご利用者様37名の集団感染となりました。
熊本県山鹿市ホームページ
(https://www.city.yamaga.kumamoto.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html)
医療法人回生会 介護老人保健施設太陽
※状況の報告書は是非とも呼んでいただきたいです。施設の苦境が伝わってきます。
(https://www.taiyoyamaga.com/)
経緯
7月22日(水):介護士Aが夜勤後38℃の発熱
7月23日(木):介護士Aが受診
7月24日(金):介護士Aが味覚障害発症
7月25日(土):介護士Aが検体採取
7月26日(日):介護士Aの陽性が判明
法人が感染症対策本部を設置
7月27日(月):法人が新型コロナウイルス発生をホームページにて公表
職員6名、ご利用者様16名の陽性が判明
7月28日(火):職員2名。ご利用者様1名の陽性が判明
7月29日(水):ご利用者様3名の陽性が判明
7月30日(木):ご利用者様2名の感染が判明
7月31日(金):関係者1名の感染が判明
8月1日(土) :関係者1名、ご利用者様5名の感染が判明
8月2日(日) :職員1名、ご利用者様1名の感染が判明
解説
7月22日(金)に職員が症状発症後は勤務しておりません。
法人も陽性判明後すぐにホームページで情報を公開しており、隠ぺいするのでは無く感染拡大を防ぎたい意思を感じます。
しかし、そんな状態でも感染者の把握に非常に時間がかかっており、未だに感染者が増え続けています。
公式の情報は無いため不明ですが、ここでも「入院調整の遅れ」による施設内感染が発生していないか心配です。
気になる点として、法人がホームページに公開した資料によるとマスクや消毒を徹底しているとのことで一度、保健所は濃厚接触者は居ないと判断してしまいました。
その後、念のため行ったPCR検査で接触者に陽性が判明したことにより最悪の事態は避けられましたが非常に気になる点です。
職員から新型コロナウイルス陽性者が出ても、職員・ご利用者様のPCR検査が行われないことがあるということです。
あらゆるコネを用いて新型コロナウイルス発生時は職員・ご利用者様の検査を勝ち取りましょう。
※8月11日追記
入院された方が退院される段階になり、新たな試練の段階となっているようです。
「10日間無症状の方はPCR検査で陰性化いなくても退院可能」ということで、施設への再入所を求められているとのこと。
施設では再入所の方はゾーンを分けて対応しているようですが、非常に危険な綱渡り状態を強いられているようです。
ご利用者様・職員の無事を願います。
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