千葉県の障害者福祉施設において新型コロナウイルスの陽性者が90名を超える、
施設内感染が発生しています(職員家族含む)
※4月1日更新
検査結果が出ましたので職員、ご利用者様の結果を更新。
別施設を利用していた方が居たため、調査したところ別施設職員1名の感染が
確認されました。
私は障害者施設の経験が無いため、一般的な施設の内情も分かりません。
障害者施設勤務の知人からの情報?(壊されたスマホや噛み付き痕)程度です。
千葉県ホームページ( https://www.pref.chiba.lg.jp/ )
千葉県東庄町ホームページ( https://www.town.tohnosho.chiba.jp/ )
状況
職員

該当施設職員67名
症状有
全体数:10名
検査数:10名
陽性者:7名
症状無
全体数:57名
検査数:57名
陽性者:27名
別施設職員37名
症状有の方無し
症状無
全体数:37名
検査数:37名
陽性者:1名
ご利用者様

入所ご利用者様70名
症状有
全体数:27名
検査数:27名
陽性者:25名
症状無
全体数:43名
検査数:43名
陽性者:24名
通所利用者3名
症状有の方無し
症状無
全体数:3名
検査数:3名
陽性者:2名
ショートステイ利用者9名
症状有
全体数:2名
検査数:2名
陽性者:2名
症状無
全体数:7名
検査数:7名
陽性者:1名
対応

千葉県の対応として
陽性のご利用者様:施設内にて隔離・治療
陽性の職員 :入院
施設全体の消毒もおこなう。
考察
検査について
検査の進行状況から行政の考えを推測します。
①まずは重症化の危険性が高い症状有の方を検査し、危険性を下げる。
②施設内感染の進行を食い止めるべく、入所者を検査。
③面倒を見る人が居なくなる福祉崩壊?を防ぐために職員を検査。
④通所やショート利用者の検査。
上記のような考えをもって検査を進めているのではないでしょうか。
ただし、高齢者施設の場合では④の方の危険性も大きいため優先度を上げてくるでしょう。
陽性者の対応
ご利用者様の状態にもよりますが、入院できない方もいらっしゃるようです。
認知症の高齢者の方と同じく、職員の指示が分からない方を受け入れることは難しいですね。
特に慣れない環境ではさらにストレスが溜まってしまうので、部屋からの脱出や暴力などで
集団感染の危険性を爆発的に高めてしまいます。簡単に拘束が認められない現在では
仕方ありません。病院での集団感染も絶対に避けなければいけないからです。
職員については、他県と同じく入院ということで対応しています。
気になるのは陰性だった職員は勤務しているのでしょうか?
現在はまだPCR検査の精度も高くないため感染の可能性も少なくありません。
かと言って2週間隔離すると職員が居なくなってしまうのですが・・・
職員
該当施設の67名中34名が陽性です。
つまり職員の50.7%が陽性だったのです。
しかも陽性だった34名中、症状が出ていたのはわずか7名。
陽性者の20.5%の職員にしか症状は出ていません。
※別施設の感染者1名も症状無しでした。
勤務する人間にとっては恐怖としか言いようがありません。
無自覚のまま自分が感染を広めてしまうかもしれないのです。
ご利用者様
症状が出ているご利用者様29名中26名が陽性。
陽性率89.6%
症状が出ていない方53名についても陽性が27名でした
陽性率50.9%
ご利用者様全体の65.8%が陽性ということです。
施設の今後
職員数がほぼ半減した23名での施設の維持は無茶でしょう。
かと言って他に移動する場所もないはずですし、下手な移動は感染を拡大させます。
職員が不休でやるならば可能ですが、高齢者施設であれば命の危険も伴う事故を招きかねません。
県からの支援を受けて最低限の機能を維持するのではないでしょうか。
また、施設全体の消毒については職員の方が行うかと思いましたが、
市や保健所と連携するようなので負担は避けられそうです。
まとめ
今回の障害者福祉施設の施設内感染については、介護施設としても注目しています。
リクナビの求人によると3月5日の時点で
・少人数の見学説明会を行っていた。
・室内の換気には気を付けていた。
・アルコール消毒・マスク着用。
上記3点のことが分かります。
さらに部屋は個室で、ドアノブもアルコール消毒していたそうです。
※当該施設のホームページはアクセス過多で閲覧できず。
新型コロナウイルスについて求人サイトへも掲載して注意を促すほど、
警戒していた施設でも施設内感染が起きてしまいました。
今一度、職員に気を引き締めるように周知しましょう。
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